あなたはヴェシカパイシスをご存じですか?
「∞」や縦にすると「8」にも見えますね、この形。
ヴェシカパイシスとは?
ヴェシカパイシスとは、神聖幾何学であらわされる、すべての始まりをあらわす形です。
半径が同じ2つの円周が、それぞれもう一方の円の中心を通って交差している、その真ん中に形成される形のことを指します。
魚の形に似ていることから魚型とも呼ばれ、その名もヴェシカは魚を、パイシスは浮袋を表しているそう。
新しい生命をあらわす形として「女性器」にも例えられたり、さらに十字架が用いられる以前の古代では、この魚の文様が「キリストのシンボル」とされていました。
発生の一番初めの分裂でできるこの部分に、生きとし生けるもの、すべての生命のあらゆる要素が内包されているといわれています。
生命の始まりであり、フラワーオブライフの基本モチーフでもあります。
異なる二つのエネルギーが互いを受け入れ、互いのエネルギーを保ちながら新しいエネルギーを創造するとされるのがヴェシカパイシスです。
ヴェシカパイシスはこのようにできる
全ては無から生まれます。
はじめにそこにあったのは神やスピリット、エネルギーなどといわれていました。
そのスピリットは「なにかしたいな」と思って、「光あれ!」と意識を生み出します。
はじめに意識は上下、左右、前後に動きました。
そうしているうちにその3本の軸が回転し、球体(円)になりました。
スピリットの周囲が設定されたことで、動きへの認識が可能になったのです。
次に、意識の範囲だけで動き回れていたものが、円の端にいって、同じことを繰り返しました。→「光あれ!」以下同じに…。
それが交わることでヴェシカパイシスになるのです。
一つのものが二つに分かれ、進化発展を続けながらやがてまた一つに統合します。
それもぴったりと重なるのではなく、お互いのエネルギーを保ったまま、違いを受け入れることで、新たなものへと進化させていくのですね。
人間も神聖幾何学?
そして外見からは想像もつかないでしょうが、私たち人間も、幾何学形な道筋を通った末の産物です。
その象徴たるものが受精卵。
何億という精子の中から、卵子にたどり着いたたったひとつが卵子の中へ入っていきます。そこで精子の尾が外れ、精子の頭の部分が卵核とちょうど同じ大きさの球体になると…
次第にその二つが融合して、ごらんのとおりヴェシカパイシスを形成しました。
融合し合った二つの細胞は、その時点であらゆるすべての宇宙の叡智を内包しているのです。
神聖幾何学とは?
ほとんどの神聖幾何学が、この形から始まります。
神聖幾何学には、完全無欠で偶発的出来事に左右されないという性質があります。
そして神聖幾何学は、宇宙全体の創造が完了する時点まで、展開をやめることはありません。
星も、人も、植物も、動物もすべてこの過程を通っています。
植物たちはここから、フィボナッチ数に則って成長発展を繰り返していきますね。
ゆえに神聖幾何学は、森羅万象や生命の根源を現す形とされているのです。
ここから発展していく、有名なフラワーオブライフもシードオブライフも、エッグオブライフも、たくさんのヴェシカパイシスの集合体に他なりません。
よく見れば、たくさん含まれているのがわかりますね。
これが全ての物質の、ありのままの姿なのです。
さらにもう一つ。
高次元の存在から伝えられてくる情報は、過去現在未来の可能性がすべて結びついて保持されるため、大抵は球状や幾何学形状をとるそうです。
神聖幾何学は宇宙進化のしくみをあらわす
さらに、円は円であることに満足せず、分裂と統合を繰り返し、らせんを描きながら上昇していきます。
それが宇宙の進化の仕組みです。
この世のすべてをかたちづくっている壮大な仕組み
自然界の中のあちこちに溢れている仕組み!
だけどその原点は、
絶対的な「無」の状態から、「有」になるための創造のエネルギー、その一点の初動が起きなければなりません。
そして、祈りはこの世界へ意識の振動点を置くことです。
「光あれ!」とスピリットが望んだように、私たちも「こうありますように!」と創造して、意識の焦点を置いてみる。
その点の振動がどのようにすれば、増幅して拡がっていくかを試してみたくなりませんか?
意図して、意識の点を置き祈ってみる。楽しそうですね♪
そんなお祈りの仕方もいいのではないでしょうか。
祈りの振動点から発生した結果が、この世にどんな形で現れてくれるのかも興味深いところです。
このように神聖幾何学に絡めながら、人の思考や意識が、どれほどエネルギーや物質化に深く影響しているのかを、今後もわかりやすくお伝えしていけたらいいなと思っています。
お読みいただきありがとうございました!
コメント
≪…ヴェシカパイシス…≫が、数の言葉ヒフミヨ(1234)に形からの送りモノとして、進み行く自然数を示している。
≪…意識の振動点を置くこと…≫を、□(iが内在)にすると『ヒフミヨ矩形』『ヒフミヨ渦巻』『ヒフミヨ放射』が、正方形から対角線に次々に√矩形を渦巻きにして行くのを、
円に託すと√1 √2 √3 √4 までは、円内に顕れるが、√5は、≪…ヴェシカパイシス…≫を包む矩形(1×2)の対角線(√5)が、[ヴェシカパイシス]の真ん中を過り、Xの姿を顕す。
≪…「こうありますように!」と創造して、意識の焦点を置いてみる。…≫で、数の言葉の世界を観るとカタチ(〇△□ながしかく)からの送りモノとして捉えたい・・・
この物語の風景は、2冊の絵本で・・・
すうがくでせかいをみるの
もろはのつるぎ (有田川町ウエブライブラリー)
三文字(i e π)寄れば文殊のヒフミヨさま
コメントいただきありがとうございます。
宇宙の仕組みを数式で眺めてみるのも美しいのでしょうね。
人類が扱える智慧としてヒントとして、与えられたことに感謝です。
2冊の絵本もぜひ読ませていただきます。