これまでブログをお読みくださった方はお気づきかもしれませんが、神事に入るとわたしは霊媒の役割を担ってしまうことが多いです。
波動の強い場所(良くも悪くも)や聖地では、祈る順番や進め方、何か不手際が起きている場合などに神霊が乗り、伝えられたり、調整が入ったりします。
「これから伺います!」と最初に、神様へお約束を立ててから神事に入るためでしょうか。
さらには、ちょっとそこまで乗せてって的な御用を授かることもあります。
このブログを読まれている方の中にも、霊的自覚がないまま憑依を経験されているかたもいらっしゃるかもしれませんね。
今回の内容が、少しでもなにかお役に立てれば幸いです。
霊に憑かれたときは?
身体に神霊が乗ってくると、圧がかかり突然のめまいや吐き気、空咳、痛み、さらに感情的に揺さぶられ泣き叫んだり強い口調で暴言を吐くことも。口調や声質、言葉遣いも変わってしまうことがあります。
逆に、なにか質問をされても答える必要のない時は、口を開くことすらできなくなってしまいます。
そして、どんな霊や神が乗ってくるかは、その人が持つ波動次第。
ここがとても大切なのですが、
自分の発する波動と共鳴しなければ、神霊が憑依することはありません。
「霊と波動が合う」とはどういうこと?
仮にその場に霊がいたとしても、波動が合わなければ憑依することはなく、ただそこに浮遊していたりします。
たとえば、この世に思いが残っている未浄化霊や低級霊に波長が合いやすい方は、その場所や憑いてる人の思念を拾いやすいですし、霊の方も同じ欲望や未練を抱いている人を見つけたら、その人に憑いて自分の願望や残した思いを叶えようと憑依します。
また、高次の存在と意識が共鳴しやすければ神社や聖地に入ると、そこにおられる眷属や神様がふわっと降りてこられることもあるのです。
「霊媒体質」と「憑依体質」の特徴と違い
そして霊媒体質と憑依体質は違います。
「憑依体質」は、自分に乗った霊をコントロールする力が弱く、乗られた霊の影響を受けてしまいます。体の調子がおかしくなったり、感情が不安定になったりして生体エネルギーを使い果たし、非常に疲れやすくなってしまうのです。
一方「霊媒体質」の場合は、神霊に乗られたとしても離れてしまえばそれほど深刻な影響を受けることは少なく、いっとき体をお貸ししたという感じです。神霊が離れてしまえば、ほぼ通常の状態に戻ります。
◆ある時の出来事
以前の経験です。
とある直会の場で、隣に座っていた方が「これから霊的な仕事をしていきたいんです…」と主催者に相談をはじめました。
すると、その方のおばあ様?のような方の霊が現れ、隣に座っていた私に、「お願いだからこの子にそれをさせんでくれ!!!」「止めて!頼む!!」とその勢いたるや、かなりの迫力で迫ってきたのです。
ですが、初対面の自分が口をはさむわけにもいかず、「そんなこと言われても…。この方とは何の面識も無いし、初対面ですし…」と渋っていたら、突然霊体アタックを受け体に入り込み、私が「やめてーーー!!」と泣き叫び、倒れこんでしまう事態となりました。
突然の出来事に周りにいた人達も驚いてその相談事は中断されてしまいましたが、その後しばらくして霊が離れるとケロリと普段通りに戻る、ということがありました。
ですが霊が入っている間、本来の人格(私)は、かなり冷静に、そばで観察しているような感じです。
霊媒・憑依体質は治せないの?
結論からいうと、持って生まれた体質は治せません。
私自身子供の頃から非常に疲れやすく、通勤電車やコンビニのレジで並んでいるだけでも人の思念や感情が入ってきて、なぜか急に機嫌が悪くなったり、悲しくなったりしていました。さらに身体のどこかが常に痛い。
いつもだるくて眠くて自分のやりたい些細なこともできない。なんてことない日常生活を送ること自体がしんどい。寝て起きるだけの毎日を過ごすのが精一杯…
霊媒あるあるだと思います。
体質として受け入れてはみても、「自分の体なのに自分が使えない状態」でいるなら、何のために生きているのかわからないと嘆き、もがきながら情けなさとあきらめの中で長い間過ごしてきました。
ですが今は、こんな霊媒体質でもたくさんのメリットがあることに気づけたのです。
出入りが自由な「憑依体質」だったころには気づけませんでした。
私が変われたきっかけは、
自分の中にあるネガティブな思い、たとえそれがほんの小さなものであっても、それに未浄化霊が共鳴し、感情を揺さぶり、残した思いを成就しようとしていたんだと、理解できたことでした。
霊媒体質のメリットとは?
では、霊媒体質のメリットとはいったいどういったものでしょう。
「憑依」とは本来、「神や霊が降りて乗る」ことです。
それは「憑りつくもの」と「憑りつかれるもの」とが共鳴して、初めて成り立つことであり、自分の発する波動次第で良いエネルギーに乗られることもあるということ。
経験と体感を幾重にも積みかねてきた今、自信を持っていえます。
皆さんの中にもそういった体質をお持ちの方がいらっしゃると思います。
霊媒体質だからと言って悪いことばかりとは限らないのです。
霊媒体質を活かしましょう!
たとえば、波動の良い土地や清々しい空間、太陽や月の光の中にいるだけで、一瞬で高波動のエネルギーがオートチャージされてしまうのは、霊媒体質の素晴らしい特徴の一つ。
誰よりも清爽な気分になり、恩恵を受けるでしょう。
また霊媒は、日常で知らず知らずに霊を預かってしまうこともあります。
自分が定期的に、土地や自然の繊細なエネルギーが高い場所へ入ることで、浄霊にもなりますし、なにより自分自身の浄化になります。
さらに、高波動の神霊と共鳴して引き合ってしまう場合は、言語として表現のできないメッセージの代弁者としての役割を担うことがあります。
普段は気づかないようですが「言葉」はある意味物質で、波動として伝えられていることを「言語化」という物質に変換してこの3次元世界に表し、必要な場で伝えなければなりません。
このように高次の存在と人との橋渡しができるのも霊媒体質ならではです。
神様のお手伝いができますね。
また霊が乗ることで、このような託宣のほか占いやヒーリング、霊視、霊的治療など、本来自分の持ち合わせていない能力が使えるようになることもあります。
わたしも以前は、霊媒体質のネガティブな面ばかりに囚われ嘆いてばかりいましたが、今は持って生まれた体質にも意味があり、この人生で使う必要があるからこそ授かっているんだと受け止めています。
そしてそれは、努力して得ることができるものではないからです。
今はまだ、あなたご自身の役割や生まれた意味がわからなくてもきっと、光の出口がすぐそこに待っていることを信じていますし、少しずつでもお伝えする中で共有できたらうれしいです。
これらの特徴を活かしつつ、霊媒だからこそできることも、引き続き書いていきたいなと思っています。
お読みいただきありがとうございました♪
スピリチュアルライターをしています。こちらでも少し詳しく書いています。
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「霊媒・憑依体質とは?霊が憑きやすい人が知っておきたい特徴とメリット…」
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