龍宮神とアマテラス~龍神の島沖縄と宮古島へ⑦ 天智門女龍宮王御神 ・ 受水走水 ・ ヤハラヅカサと浜川御嶽 ・ 垣花桶川
さて、本日もスタートです!(前回はこちら)
天智門女龍宮王御神
今日ははじめに、天降りされた3人のアマテラスの2番め、天智門女龍宮王御神さまのところへ伺います。(くわしくはこちら)。
マップに案内してもらいながら進みますが小さな道に入り込んでしまい、わかりにくく見つけにくいところにありました。
御先や今のアマテラスとくらべ、思っていたよりもひっそりと静かにお祀りされていました。
受水走水(ウキンジュハインジュ)
琉球の稲作発祥の地と伝えられる聖地、受水走水(ウキンジュハインジュ)。
2つの泉からなり、西側を受水(ウキンジュ)、東側を走水(ハインジュ)といい、受水に面して御穂田(ミフーダ)と呼ばれる田があります。
ここは、琉球における稲作発祥の地という伝説があり、旧暦1月の最初の午の日には、親田御願(ウェーダウガン)と呼ばれる田植えの儀式が毎年行われています。
稲は人々の命を繋ぐもの。そして稲は豊かな水が無ければ育ちません。
沖縄の地質である琉球石灰岩は水を溜めず通してしまう性質のため、稲作には不向き。
だからこそ多くの人口を賄える稲が無事に実り、収穫できるようにと大切にしてきました。
水に向き合い、祈りを捧げる。
水が滞りなく循環するからこそ、人々の生活と命を育んでいけるのですね。
ヤハラヅカサと浜川御嶽
続いて向かったのはヤハラヅカサと浜川御嶽。
海の彼方にある神々の住む理想郷「ニライカナイ」から久高島に降り立った、琉球の創世神アマミキヨ。
ヤハラヅカサは、アマミキヨが沖縄本島に上陸したときに、最初に足に降ろした場所とされています。
アマミキヨはここから浜川御嶽を経て、ミントングスク、玉城グスク、知念グスクへと歩みを進めていったと伝えられています。
海の中には琉球石灰岩で作られた石碑が置かれています。
満潮時には水没しますがちょうど潮が引いていたのでその姿全体を見ることが出来ました。
そして浜川御嶽は、ヤハラヅカサに降り立ったアマミキヨが仮住まいをした地です。
アマミキヨは浜川の清水で旅の疲れを癒し、ミントングスクに移動したと言われています。そして東御廻りの巡拝地の一つとされています。
魂記憶
ここ、ヤハラヅカサは以前からずっと訪れたいと願っていたところ。
なぜなら2年ほど前、沖縄の友人の拝みに祈り合わせをしていた私に、夢知らせが入ったのです。
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大勢の神女が砂浜で、海を背にして、大岩に向かい祈りをしています。
勾玉と貝?サンゴ?何かの破片みたいなものを砂浜に埋めて、生み出し?の祈りをしているのです。
勾玉はいろんな色がありました。白や濃い緑、ブルー…。大きさもいろいろ…。
その時の天候や、吹いてくる風が頬を撫でる感触まではっきりと蘇ってくる。
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その拝み自体は滞りなく済んだのですが、
それ以来ずっと気になっていたので、ようやく訪れることができました💖
魂記憶。
ここは魂的にご縁の深い場所だったのでしょう。
以前の夢からして、たぶんここも魂記憶のうちの一つ。
奈良の三輪山、首里城の京の内もそうなのですが、祈りをしていた記憶が突然蘇る場所が私にはいくつかあるのです。
その場所に入った途端、五感が開きっぱなしになり、今いる「ここ」が遠のいていく…。
身体感覚もさることながら、一番鮮明に浮かんでくるのは祈り方。
祈りの作法や五感の扱い方、意識の集中、または拡散のしかた…
波、貝、水、風、自然のエネルギーを借りながら。
覚えてる…。
意識を集中させ、動かし方を少しずつ試しながら通し岩に拝むと、風がふわーっと巻き起こる。
そう、この感じ。
一つ思い出すと、次々とダウンロードされていくようです。
この場所にまた来られたことがうれしくてうれしくて、胸が苦しくなる。
すると、白い玉の、オーブのようなものがたくさん身体に飛び込んでくるのです!
胸から体全体ががパンパンに膨らんでいく感覚。
強烈な日差しがじりじりと首や背中を焼いているけど動けない、暑いのに平伏したまま頭を上げられらない。
なにもないところから
なにかが生み出されるしくみ
湧き出す清水と海水が混じわりながら、刻むヴェシカパイシス(ヴェシカパイシスとは)
ああもう、ずっと、ここにいたい…✨
垣花桶川(かきのはなひーじゃー)
というわけにもいかないので、次の垣花桶川(かきのはなひーじゃー) へ。
こちらは格好の水遊びスポットなのですね!子供たちが水浴びして楽しげな声が溢れています。
陽射しが強く、お水はぬるくても水のありがたさ、水に触れる喜びではしゃぐ子供たち。
そんな光景を見ていて感じること。
遠い昔にヤハラヅカサで「ここに命が生まれてきますように」と祈ったこと。
そして、授かった命があれば
次に願うことは、
「この子がどうか無事に育ちますように」
「十分に食べさせていけますように」
「どうかあらゆるものからこの子を守っていけますように…」
きっと、女性が願う本質の祈りはこれに尽きると思う、どんなに時代が進んだとしても。
すべての母なる思いを水への感謝の祈りにかえて。
水の精霊たちも楽しげにたわむれていました♪
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