龍宮神とアマテラス~龍神の島沖縄と宮古島へ②波の上宮・夫婦瀬公園
続いて向かったのは波の上宮。(前回はこちら)
こちらも沖縄の神社である、琉球八社の一つです。
お祀りされているのは、なぜか熊野の三神さま。ほかに火の神(ヒヌカン)や産土神、少彦名神もいらっしゃいますね。
琉球八社は安里八幡宮以外はすべて、熊野三神がおかれているそうです。
波の上宮由緒
波の上宮があるこの崖端の地は、古くからニライカナイの神へ日々の祈りをささげる「祈りの聖地」として大切にされていました。
ある日、釣り人が海浜で不思議な光を放つ「ものをいう霊石」を拾い、大切にしていました。
ところがある時、何者かに奪われそうになり逃げてこの地へ至った際に、
「吾は熊野権現なり。この地へ社を奉れ。然らば国家を鎮護すべし」と神のお告げを受けたのが始まりだそう。
海の航海の平安と豊漁を祈り、琉球王府の時代には、王様自らも参拝されたという沖縄の総鎮守です。
後日伺う宮古島の宮古神社にも、こちらから神様が勧請されていますので、失礼のないようにまずは大元からご挨拶をして入ります。
地元以外の土地に拝みで入るときは、その土地にその神様がお祀りされている意図や、暮らす方々が大切にしている思いを大切に受け止め、筋を通し順序良く拝みをすることでお力を貸していただけることが多いのです。
宇宙とつながる夫婦瀬公園
続いて以前より気になっていた、知る人ぞ知るパワースポット!
那覇の繁華街にほど近い、夫婦瀬公園に案内していただきました。
足を踏み入れると、ひたひたと水の氣が…
ここはもともとは海の中だったのですね。
海底がせり上がり徐々に陸地となっていった場所のよう。
公園内に点在する大小の岩は、下部分が打ち寄せる波で削られ、くびれています。
海の氣が底に流れているパワースポット、宮古島の八重干瀬(やびじ)と同じ肌感覚がする、宇宙に開かれるエネルギー。
公園内には、海に向かって祈る拝所がありました。
左右に火の神(ヒヌカン)と霊石、中央は土地の龍神様でしょうか。
園内をゆったり探索しているうち、一つのお気に入りの岩を見つけたので上に登ってみました。
すると岩の上に、偶然にも「弁天負久知姫神」の御嶽を発見!
弁天負久知姫神 は、琉球神道の龍神である天風龍大御神の次女で、巳の干支の龍宮神です。
先ほどの沖の宮からリンクしてますねー。(沖縄の龍神伝説はこちら)
旅先の土地になじむには、まず気になるところを歩いてみる。
そうして自分の感覚を徐々に開き、その場所のエネルギースポットを探り出していく…
沖縄で大きなエネルギーと共鳴していくには
龍神、干支の役割がとても重要。これは後々大切な場面で絡んでくるのでした。
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