さて本日は沖縄本島の反対側の海沿いを、西から南の龍宮神を巡ります。(前回はこちら)
親川(エーガー)
まず最初に向かったのは、今帰仁城跡にほど近い親川(エーガー)。
沖縄の友人からぜひ連れていきたい!と言われており、気になっていた場所。
足を踏み入れると、水の祈りをしていた残像があちらこちらに残っています。
奥へ進むと、ちょっと空気の密度が濃くなってきました…。
たくさんの精霊のほか、さまざまな存在が今もお守りされていらっしゃいます。
ここは太陽、月、星の神様がそれぞれいると言われ、まとめて天地の神と言われているようです。
遥か琉球の時代より、日照りにも枯れることがないようにと拝まれてきたのでしょう。
今でもわずかですが湧き水が出ており、今帰仁城の人々にとっても貴重な水源だったことがうかがわれます。
沖縄では、井戸や泉などの水源を「川」カーと呼びます。
そして自分の生まれた地域で湧き出る水をウブガー(産井戸、産井泉、産井川)といい、命を守る生活用水として守ってきました。
島である沖縄は、地形的にも地質的にも水を貯える山が少ないため、真水はとても貴重なのです。
真水の湧くところは生きていくための「命の水の源」として大切に扱われており、ウガミ(拝み)をする時は、まず井戸、泉から拝みをします。
そして、お正月の若水や赤ちゃんの生湯はウブガーから汲んでいたと言われていて、そのウブガーの水を赤ちゃんの額につけ、健やかな成長を願う「みじ(水)なりー」という儀式もありました。
斎場御嶽の大庫理行われる、聞得大君の就任儀式でも聖水を額につけていましたね。
人は水が無くては生きていけません。
日照りの多い沖縄で暮らす人々は、一滴の水の重みを肌で感じ続けているのでしょう。
古代から先人たちは、自然によって生かされている事に感謝を忘れることはありませんでした。
そんな波動が今でも残っている場所でした。
備瀬龍宮 (西の龍宮)
続いて備瀬のフクギ並木を抜け、備瀬崎へ。
備瀬龍宮はその先の小島にあり、そこに行くには潮が引いているときでなければ渡ることができないため、ビーチの端から拝むことに。
拝み始めると、風と空と波の調和が素晴らしく、体が溶けていきそうになります✨
遠くには伊江島タッチュー(城山)も見える!
これで東、北、西の龍宮神がつながりましたので、残るは南に向かいます。
部間権現と天受賀女龍宮王御神
南の龍宮神へ向かう前に、まずは本部におられる今の時代のアマテラスさまにご挨拶をしていきます。
こちらには、部間権現と今の時代、3番目に降臨したアマテラス天受賀女龍宮王御神がお祀りされているとのこと。(くわしくはこちら)
部間権現までは、本部町塩川にある砕石場の中を、岩の砕石音と埃にまみれながら進んで行きます。
鳥居をくぐり参道を進むと、第2鳥居辺りから道幅が狭い樹木のトンネルになり、ビンッと結界が張ってあります。
自己紹介と来た理由などお伝えしながら足を進めようとした途端、
丹田?第2チャクラ?子宮?がカーッと熱くなり、神が入ってこられました。
手前の拝殿より祈りを捧げ、引き返して駐車場まで戻り車に乗ったのですが、なんとも丹田が脈打つように熱く、後ろ髪をひかれる…。
ここで気づけば良かったのですが、まだまだ霊媒見習い中の私。
伝えたい言葉が口からスルッと出ずに、喉の辺りで固まってしまい、丹田の熱も背中の方までせり上がり、圧としてのしかかってきます。
その様子を運転席から見た友人が気づき、
「何か云いたいことがあんね?カカッてる(神懸かり)ね?」と。
そうして急遽、近くのコンビニの駐車場にて審神者(さにわ)となったのでした。
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